自動車の寿命を決めるのは乗り方とメンテナンス

maintenance

一般的に自動車の寿命の目安とされているのは、新車として生産販売されてからの年数、そしてトータルしてどれだけ走ったかという総走行距離であります。しかし、この目安はあくまでも基準の1つでしかありません。なぜならば、自動車の寿命を決めるのは乗り方とメンテナンスであるからです。それゆえに、どれだけ年式が古くても走行距離が長くてもまだまだ寿命を迎えない車もいますし、その逆もあり得ます。

それでは自動車の寿命に影響してくる乗り方とはどのようなものなのでしょうか。まず考えられるのはバッテリーの磨耗ですね。バッテリーについては、電気系統の設備を使用すればするほどに磨耗が進んでしまいます。ですから、走行距離があまり無いにもかかわらず頻繁に車に乗ってしまう場合、必然的にエンジンをかける際に電気系統を多く使用するので寿命を縮めてしまう可能性があるでしょう。
(参考:最近、ディーゼル車を見ないと思ったら

また、このような至近距離だけの外出に車を使用する場合はエンジンにも影響を与えてしまいますので、どうしてもその自動車を短命にしてしまいがちです。

その次にメンテナンスでありますが、上記のような自動車の寿命に影響を及ぼすような乗り方をしていたとしても、不具合を早急に処理していれば限りなく寿命を延ばすことにつながってきます。なにせ車は磨耗してしまった部品を適切に交換できれば、かなり長い年数乗ることができるとされていますので、仮にバッテリーにしろエンジン回りの部品にしろ、早い段階で修理交換を行っていれば車全体へのダメージは少なくて済むはずです。

これらの点は自動車の寿命を決める大きな一要素でありますから、正しい乗り方と定期的なメンテナンスは必ず行いましょう。