最近、ディーゼル車を見ないと思ったら

一時期は頻繁に目についていたディーゼル車ですが、最近その姿を目にすることが無くなったことはないでしょうか。以前であればディーゼル車として区分されていたようなタイプの車であっても、あのディーゼル車独特の排気ガスを出していないものが多いため、ほとんどディーゼル車を見かける機会は少なくなってしまいました。

なぜこれだけディーゼル車が少なくなったように見えるのかという理由としては、環境保護の目的でディーゼル車の使用を控えるようにする社会の風潮、そしてエンジンの改良などの技術の変化が考えられます。

ディーゼルエンジンはその燃費性から、主に工業用自動車や大型トラックなどに多く用いられていました。しかし、ディーゼル車は排気ガスが多いということから、環境にかなり悪影響をあたえるので多くの人から嫌われる存在でもあったのです。
(参考:海外って日本の古い車がたくさん走ってるよね

diesel

それゆえに、国や地方などの政府はできるだけディーゼル車を使用しないように勧める法案を作るようになっていきました。東京都などはその最たる例で、東京都内ではディーゼル車を販売すること、そして買うことを禁じ、いち早くディーゼル車からガソリン車へと変更を行うように規制をしたのです。その規制が始まってからというもの、公道において以前のようなディーゼル車が走ることはほとんど無くなってしまいました。

ただ、今では全くディーゼル車は走っていないのかと言えばそうではありません。なぜならば、技術的改変が行われクリーンディーゼルという名称で、今までよりも限りなく排気ガス量を減らしたディーゼルエンジンを搭載した車種が登場したからです。このような点が、以前の従来型ディーゼル車を見なくなった理由なのです。